「動画広告プロ」「動画分析pro」「dpro」と検索しても、自社の効果測定の話か競合リサーチの話か分かりにくいものです。同じ商材でも媒体によって出稿本数が大きく違うので、調べる範囲が1媒体だけだと見落としが出やすくなります。この記事では、競合の公開動画広告を調べたい広告・マーケ・Web担当者に向けて、動画広告分析Pro(DPro)とは何か、できること、使い方、料金、無料ライブラリとの違いを整理します。
動画広告分析Pro(DPro)とは?「動画広告プロ」「動画分析pro」で探されているツール

動画広告分析Pro(DPro)は、他社が配信している公開動画広告を主要15媒体から集めて調べるSaaSです。自社の広告アカウントを分析するツールではなく、競合や同ジャンルの広告を外側から調べます。
動画編集アプリや、自社配信の効果測定ツールをお探しの場合は、目的が異なります。他社がどんな動画広告を、どの媒体で、どれくらいの期間出しているかを知りたい場合に向いています。
呼び名の違いは同じツール(動画広告プロ/動画分析pro/dpro)
検索窓には、さまざまな呼び名が入力されています。
- 動画広告プロ
- 動画広告分析pro
- 動画分析pro
- dpro
これらはすべて、株式会社KASHIKAが提供する「動画広告分析Pro(DPro)」を指す呼び名の揺れです。正式名称は「動画広告分析Pro」、略称は「DPro」です。
主要15媒体を日次で更新する広告クリエイティブDB
DProの中身は、主要15媒体の広告クリエイティブをためたデータベースです。対象は次の媒体です。
- YouTube/YouTube Shorts
- TikTok/Pangle
- Instagram/Facebook
- X/Pinterest
- Google/Yahoo/SmartNews
- LAP/Jimoty/ChatGPT ほか
データは媒体ごとに日次で更新されます。新しく出稿された広告も、日次の更新で追いかけられます。
媒体をまたいで確認すると、出稿状況の違いが分かります。当社のDBで確認した美容医療の一商材では、媒体別の出稿本数が次のように大きく異なっていました。
- Instagram:3,443本
- TikTok:1,433本
- Facebook:1,395本
- YouTube Shorts:136本
- YouTube:52本
これは1商材の実測で、業界全体の平均を示すものではありませんが、1つの媒体だけでは出稿の全体像をつかみにくいことが分かります。
動画広告分析Proでできること・できないことは?

DProでは、1本ごとの広告文・ナレーション全文・尺・配信期間・遷移先LP・推定消化額などを見られます。一方で、自社配信の分析や、競合のCV・売上は分かりません。ここでは、両方を順に整理します。
1本の広告ごとに見られる項目
広告1本につき、次の項目を持っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 広告文 | 広告に表示されているテキスト |
| ナレーション全文 | 動画内で語られている内容の全文 |
| 動画尺・縦横比 | 何秒の動画か、縦型か横型か |
| 配信期間 | その広告が何日間配信されているか |
| 遷移先LP | 広告のクリック先のページ |
| 推定消化額 | その広告にかかったと推定される金額 |
| 再生数 | 動画が再生された回数 |
| いいね率 | 再生数に対するいいねの割合 |
実際の1本の例では、56秒の縦型動画、配信4日、推定コスト4,440,000円、再生370万、いいね率0.04%というデータが並びます。この数字は1本分の記録で、他の広告にそのまま当てはまるものではありません。
推定消化額は、あくまで推定値です。実際の配信金額とは異なる場合があります。
遷移先LPのテキスト取得とMCP連携(有料オプション)
DProでは、競合広告の遷移先LPのテキストを取得して分析できます。広告の訴求とLPの訴求を並べて確かめられるため、全体の導線を調べる際に使えます。
もう1つの機能がMCP(Model Context Protocol)への対応です。Claude・ChatGPTなどのAIツールから、自然言語で当社が保有する他社の公開広告DBを検索・分析できます。
検索の対象は当社DBに集めた他社の広告で、自社のアカウントは含まれません。MCP連携は有料オプションで、標準の機能とは別に契約します。
分からないこと
DProは「他社の公開広告を集めて分析する」ツールです。次の項目は、仕組みの上で対象外です。
- 自社の広告アカウント(Google/Meta/TikTokなど)への接続
- 自社配信データの集計・レポート化
- コンバージョン計測・アトリビューション分析
- 広告費の実測
- 競合のCV数・売上の把握
- 競合の広告が成果を出した理由の解明
保持しているのは、広告文・尺・配信期間・遷移先LP・推定消化額・再生数・いいね率といった、記述的な情報と反応の指標です。そのため、成果が出ている広告を断定するというより、複数の広告の共通点から仮説を立てていく使い方になります。
競合調査に時間がかかる、そもそも何が出稿されているのか分からない、という悩みは多くの現場にあります。DProが担うのは、他社の公開広告を探して並べて比べるところまでです。そこから自社の企画に落とし込む判断は、担当者の手元に残ります。この違いを把握しておくと、自社に合うかどうか判断しやすくなります。
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動画広告分析Proの使い方は?始め方と競合広告の調べ方

DProの使い方は、7日間無料トライアルを始め、媒体を選んで競合広告を見て、長く配信されている広告の型を自社の企画に当てはめる、という流れです。画面操作の細部よりも、仕事の流れで押さえておくと迷いにくくなります。
始め方から自社企画までの4ステップ
- 7日間無料トライアルを始める。 トライアル期間中に、広告DBを実際に調べられます。
- 媒体を選んで、競合や同ジャンルの広告を見る。 YouTube・TikTok・Instagramなど、自社が気になる媒体から始めます。
- 1本ずつ尺・配信期間・ナレーション全文・LPを見る。 長く配信されている広告について、訴求の型を書き出します。
- 自社の台本や企画に照らす。 書き出した型のうち、自社の商材に合うものを企画の材料にします。
ステップ3では、配信期間の長い広告を優先して見るのがひとつの目安です。短期で止まった広告と並べて比べると、続いている広告の特徴が見えやすくなります。ただし、長く配信されているからといって、必ずしも成果が出ているとは言えません。
もう1つ見落としやすいのが、推定消化額の扱いです。推定値であり、出稿本数や再生数から競合の売上までは分かりません。数字は「勢いを比べる材料」として使うと、判断を誤りにくくなります。
使い方の幅(導入企業の3事例)
DProの使い方は、調べる人の数や目的によって幅があります。導入企業の3つの使い方を紹介します。
- 株式会社ハーバルアイ(化粧品・サプリのD2C): MCP連携を使い、競合の広告をAIに「まとめて」読ませる使い方を選びました。事例を読む
- 株式会社ゼネラルリンク(動画広告代理店): 競合の勝ち筋を毎日ひろい、クリエイティブの再現性につなげる使い方です。事例を読む
- 株式会社未来(化粧品ブランド「I'm PINCH」などを展開): 上位10社の分析が毎週チャットに自動で届く使い方です。制作に入る前の「助走」にあたるリサーチを、仕組みに任せています。事例を読む
「まとめて読む」「毎日拾う」「毎週届く」と、同じ競合リサーチでも頻度や形が違います。自社の人数や制作のペースに近い使い方から試すと、無理なく始められます。
動画広告分析Proの料金はいくら?7日間無料トライアルはある?

DProの月額は、全媒体見放題で月額6万円(税抜)〜です。3つのプランがあり、7日間の無料トライアルで試せます。
3プランの料金表(税抜・税込)
どのプランも、主要15媒体を見放題で利用できます。
| プラン | 月額(税抜) | 月額(税込) |
|---|---|---|
| プラン1 | 60,000円 | 66,000円 |
| プラン2 | 90,000円 | 99,000円 |
| プラン3 | 150,000円 | 165,000円 |
初期費用・MCPオプション・7日間無料トライアル
料金まわりの要点は次のとおりです。
- 初期費用は要問い合わせです。
- MCP連携は、月額とは別の有料オプションです。
- 7日間の無料トライアルがあります。
契約の前に、自社の調べたい媒体やジャンルの広告がどれくらい載っているかを確かめられます。初期費用やMCP連携を含めた費用の相談は、問い合わせフォームから受け付けています。
月額6万円(税抜)〜で全媒体を見られるので、まず7日間で、自社のジャンルの広告がどの媒体にどれだけ載っているかを確認できます。自社のジャンルで、どんな動画広告が長く配信されているかは、実際に見るのが一番早いです。
7日間無料トライアルで自社の競合広告を確認できます。
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無料の広告ライブラリで足りる?動画広告分析Proとの違い

特定の競合1社・1媒体の広告を見るだけなら、各媒体が公開している無料の公式ライブラリで足ります。Meta広告ライブラリやGoogle広告の透明性センターがその代表です。DProを検討する意味が出てくるのは、見たい範囲が広がったときです。
特定の1社・1媒体なら無料の公式ライブラリで足りる
見たい対象が限られているときは、無料の公式ライブラリで十分に役目を果たします。
- 見たい競合が1社に決まっている
- 見る媒体がMetaなど1つに絞られている
- 本数や配信の有無を確かめることが目的になっている
Meta広告ライブラリの使い方は、Meta広告ライブラリの使い方の記事でまとめています。
複数媒体を横断して比べたいときにDProを検討する
見たい範囲が次のように広がると、媒体ごとにライブラリを開いて確かめる作業が重くなります。
- TikTok・YouTube・SmartNewsなど、複数媒体を横断して見たい
- ナレーション全文で、訴求の言い回しを比べたい
- 配信期間や推定消化額で、広告の勢いを並べて比べたい
主要15媒体の広告を同じ項目で並べて見られるため、媒体ごとの画面を行き来せずに同じ基準で比較できます。見る媒体の数と、1本ずつ比べたい項目の多さが、検討のひとつの目安になります。
まとめ:動画広告分析Proで競合の広告リサーチを始めるために

ここまでの要点を整理します。
- 何のツールか: 他社の公開動画広告を主要15媒体から集めて調べるSaaSです。
- できること・できないこと: 1本ごとの広告文・ナレーション全文・尺・配信期間・LPなどは見られます。自社配信やCV、競合の成果は分かりません。
- 使い方の流れ: トライアルを始め、媒体を選び、1本ずつ確認して訴求の型を書き出し、自社の企画に当てはめます。
- 料金: 全媒体見放題で月額6万円(税抜)〜、7日間の無料トライアルがあります。
- 無料ライブラリとの線引き: 1社・1媒体なら無料の公式ライブラリ、複数媒体を横断して比べたいならDProです。
複数の媒体にまたがる競合調査は、人の目だけで追うには量に上限があります。競合の動画広告を媒体横断で見て、台本や企画のヒントにしたい場合に向いています。
ここまでの内容で自社に合うと感じたら、実際の広告で確かめるのが確実です。AIツールから競合広告を調べる使い方は、導入企業の事例でまとめています。
トライアル前に料金・MCP連携・自社での使い方を相談する
自社でも同じように使えるかは、トライアルの前に確認できます。料金・MCP連携・自社での使い方を相談できます。
導入事例:株式会社未来|上位10社の分析が毎週チャットに自動で届く使い方 事例を読む
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